瀬川谷林道からサンヤリ、天狗堂

〜 林道の崖崩れが改修されたのを確認し、瀬川谷林道最終地点から谷を遡り、
   サンヤリから天狗堂へいわうちわの鑑賞と御池の展望を満喫 〜
【山域】鈴鹿 【山名】サンヤリ 天狗堂 【年月日】平成12年4月29日【メンバー】単独 
【天候】曇り後晴れ  【アプローチ】自宅5:16ー(55km)ー瀬川谷林道最奥6:40
【コースタイム】
  駐車地7:03→右股奥の二股7:45、8:15→サンヤリ9:00→天狗堂10:08、
  昼食、11:15→瀬川谷分岐手前12:00→駐車地13:00

3週間前、家内とこのコースを歩くつもりだったが、瀬川谷林道が崖崩れの落石等で塞が
っていて、急遽ミノガ峠から滝谷山を歩いた。  どこへ行くとも決まらぬまま御池林道を走
っていてそのことを思い出す。  T字尾根取り付きには既に車が止まっている。  
瀬川谷への釣行か? 瀬川谷林道分岐にユンボがあり、ひょっとしたら林道が改修されて
いるかもしれないと思い左折する。 案の定、道は開けられており、今日のコース決定。  

       ブナ林のサンヤリ いわうちわ群生してました


林道は尾根を回り込み、882Pの下あたりまで伸びている。  
そのまま流れの音を左はるか下方に聞きながらトラバースして行く。  
すぐに谷へ降りるのとそのまま巻いていく道に分かれる。  
右にとってしばらくで本流となる右股に出合い、以後流れに沿って遡る。    
かなり水量も減り谷が広くなったところに左から支流が合わさる。  
支流沿いにも、西の小尾根にも踏み跡がある。 尾根を辿り主稜線へ出た。(つもりだった)  

ここからサンヤリを目指そうと地形図とコンパスを合わせるが、どうしても方向が定まらない。
これは現在地が違うなあ・・と考えしばらく付近を偵察しては地形図とコンパスを確認する。  
紆余曲折の末、現在地は小ピークだが主稜線ではない、サンヤリから北へ伸びる小尾根で
あるとの結論。 それでは南方に見えるピークがサンヤリか・・?  
登ってみると三角点もなければ、標識どころかテープのひとつもない。
しかし、雄大な展望とブナ林のすばらしいピークだ。 仕方なくここでしばらく休憩。  
さらにブナ林を抜けたところまで行くと何と三角点発見・・サンヤリに到着。  

サンヤリから南へ向かう稜線の出だしがまたわかりにくい。  
方向を定めて植林とシャクナゲ等の自然林の境界を降る。  しばらく行くと行く手は谷・・
主稜線はどこや! 少しだけコースが左に偏ったみたいで枯れた小谷を渡りやっと稜線歩き
となる。 あとはいわうちわを踏まないようにアップダウンを繰り返しながら天狗堂へ、    
頂上の展望大岩は終始独り占め、しばらくすると厚い雲も消え、御池、鈴の頂上部がやっと
顔を出した。  

   パノラマにようしませんので、双方よく見て雄大な鈴、御池、士倉、T字尾根をイメージしてください。


雪の中を歩いたT字尾根から御池の稜線が一目で見渡せる。    
帰りは天狗堂から二つ目のコルを東に取り、一直線で瀬川谷へ降りる。  
かなりの急降下だが岩や砂地ではなく土に雑木が根を張っており何とか流れに辿り着く。  
若干危険もあったが崖に咲くいわうちわの群落に出会えて大満足。  
流れに沿って少し遡ると右手の斜面に明瞭な踏み跡があり、それに従うと朝の分岐に出合った。
またまた地図読みの甘さを思い知らされましたが、いわうちわと御池等の展望に恵まれ大満足で
帰路に就く。
             SHIGEKI

  小さな花?です 名称不明、気になってます          崖を降りた甲斐があった


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